前回では、「収入」と「所得」の違いについて解説しましたが、
それと同じように、単なる「所得」と「課税所得」とでも意味が異なります。
課税所得は、「所得から所得控除を引いたあとの金額」のことで、税率をかけるもとになる金額のことをいいます。
課税所得が分かると、所得税がいくらかかっているかを計算することができます。
所得税率については、以下の国税庁のHPを参照してください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm
では、所得金額500万円、所得控除が150万円の人の所得税の最高税率と税額はいくらになるでしょうか?
課税所得が500万円-150万円=350万円となるので、最高所得税率は20%とわかります。
課税所得のうち、195万円以下の部分は5%、195万円超330万円以下の部分については10%の税率がかかります。
この税率の違いを考慮した調整額が、税率表右側の控除額となります。
よって、所得税額は、350万円×所得税率20%-控除額427,500円=272,500円となります。
ちなみに実質の税率は、272,500円÷350万円×100=約7.8%となりますね。
たとえ最高税率が高くても、全ての所得に対してその税率となっているわけではありませんので、その点についても知っておいてください。
